銀歯は虫歯の元?

銀歯は虫歯の元?

銀歯は二次カリエス(虫歯)を作る。

銀歯自体が良くない。

こういった記事をネット上やメディアなどで目にすることが増えてきました。今この記事をご覧になっている方もそういった情報は既に知っているという方も多いのではないでしょうか。
でも、それが真実かどうか

銀歯の正式名称は金銀パラジウム合金
たしかにパラジウムが人によっては金属アレルギーを引き起こすとは言われています。

また、銀歯は二次カリエス(治療した歯が虫歯になること)になると言われますが、虫歯になる原因は銀歯自体が悪いわけではありません
その証拠にお口の中で何十年と機能し続ける銀歯もあれば、装着後半年以内でダメになる銀歯もあります。何が違うのでしょうか?

歯科界のブラックボックスをひとつ開けることにします。

適合が大切ということ

長持ちする銀歯、虫歯を作る銀歯、何が違うのか?
答えから言うと、それは適合です。

歯との間に隙間が空いているような適合の悪い銀歯はすぐダメになります。
一方、隙間なくフィットしている銀歯は長持ちします

どうしてこのような差が出るのでしょうか?

皆さんは銀歯が作られる工程をご存知でしょうか?

銀歯が作られるまで

①歯を形成し、型を取ります。

上手な形成がなされなければ、適合の良い銀歯は出来ません。

上手な形成がされていても、型取りでエラーが起こればダメです。

②採った型に石膏を流し、歯の石膏模型を作ります。

型取りまで完璧でも、石膏をすぐに盛らなければ型が変形します。

③模型上で銀歯を作成します。

歯の状態を完全に再現された模型が出来ても、技工士さんが下手ではダメです。

④次回来院された時に銀歯をセットします。

完璧に適合の良い銀歯が出来上がっていても、セットの時に浮いてしまってはダメです。

また、歯の状態が型を採った時と状態が変わっていてはダメです。歯が動いたり欠けたり。

これらの工程を完璧にクリアして初めて適合の良いフィットする銀歯がセットできるのです。

さて、あなたの銀歯はそれほどまでに丁寧に治療されたでしょうか?

99%不適合??

言ってしまえば、そこまで丁寧に治療してくれている歯医者の方が珍しいです。

検診などで来院される患者様の口腔内をよく観察しますが、100人に一人くらい、目を見張るほど綺麗な銀歯が入っている人がいます。世の中には素晴らしい先生がいるなあと感心します。一方、99人は。
お察し下さい。

なので、総じて銀歯は二次カリエスになりやすいと言うのはまんざら嘘ではありません。

不適合な銀歯は悪くなる前に手を打つべきです。

なぜならば、虫歯の好発部位になるからです。

虫歯の好発部位について詳しくはこちらの記事をご覧ください。


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